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2019/05/17

「固体高分子形燃料電池用新型セパレータの研究開発が学術論文として掲載されました

 この度、弊社と共同研究を行っている山梨大学と連名で寄稿した論文が『Journal of The Electrochemical Society』にオープンアクセス版として掲載されました。 弊社が2013年から5年に亘り行ってきた燃料電池部品(ガス拡散層一体型金属セパレータ)開発成果の一部を学術的に論文として発表する初めての事例です。
 固体高分子形燃料電池(PEFC)のガス拡散層(GDL)とセパレータは、通常の使用でもスタックコストの1/3以上を占めます。
 その比率は2030年の量産段階においては更に上がってくることが予想されています。その為、より安価で高性能な部品の開発が求められています。
 山梨大学と弊社では低コストの製造技術を用い、反応物であるガス及び生成物である水を面内で均一に輸送する為の構造を開発しました。その構造はGDL内に櫛型流路を配置し強制的な伏流を発生させることで実現します。
 その性能は単セル発電試験において3.3A/Cm2の掃引を達成致しました。
Development and Analysis of an Innovative Flat-Metal Separator Integrating the GDL with Gas-Flow Channels as PEFC Components』※訳:PEFC向け流路付きGDL+平板型金属セパレータの開発と解析

図

以上



2017/07/31

「水素社会に向けた『やまなし燃料電池バレー』の創成」事業への参画について

 当社は山梨大学の発明特許に基づき、同大学との共同開発により PEFC(固体高分子形燃料電池)用の新型セパレータの開発に成功したことを2015年2月18日にお知らせいたしましたが、この度、同大学が主導し当社が参画する「水素社会に向けた『やまなし燃料電池バレー』の創成」事業が文部科学省の支援施策である平成29年度「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」に採択されましたことをお知らせいたします。補助事業期間は今年度から2021年度まで5年間、事業規模は約6億円となります。
 この事業は山梨県との連携のもと、同大学の保持する世界でも有数の燃料電池の研究成果に県内企業の持つ製造技術を融合し、新たな燃料電池スタック及びシステムを創出し実用化及び量産化を図るものです。
 当社がこの事業において担当しておりますガス拡散層一体型金属セパレータの研究は、低コスト化及び小型化を図る上での重要な要素の一つです。
 当社は従来の事業で培った加工・量産及び品質管理の技術を提供し、早期の実用化を目指して取り組んでまいります。

以上



2015/02/18

固体高分子形燃料電池用新型セパレータ開発のお知らせ

 当社は山梨大学の発明特許に基づき、山梨大学との共同開発により PEFC(固体高分子形燃料電池)用の新型セパレータの開発に成功しました。セパレータとは、水素と酸素の化学反応を利用してつくる燃料電池スタックの基幹部品であります。
 この PEFC 用新型セパレータを『ガス拡散層一体型金属セパレータ』と呼び、汎用ステンレス材にカーボンを主成分としたコーティングを施すことで高耐食性を実現し、さらにガス拡散性に優れたカーボンペーパーに代わる廉価なガス拡散層とガスケットの機能を併せ保有させる事により、部品点数の削減と薄膜化も実現しました。
 今後、実用化に向けた量産技術の確立や製造コスト削減を行い、燃料電池車・家庭用燃料電池への参入を目指すとともに、水素エネルギー社会の早期実現に向けて貢献して参る所存です。
 なお、この新型セパレータを 2 月 25 日(水)~27 日(金)の間、東京ビックサイトで開催されます【FC-EXPO 2015】の山梨県ブースに展示をいたします。

以上

ガス拡散層一体型金属セパレータ