エノモトの
海外⼯場を活⽤して
原価低減を達成
エノモトの海外ネットワークを駆使し、
海外での量産化を実現
国内で量産化している製品を海外工場で量産化する。簡単そうに思えますが、そこにはいくつかの障壁があります。
そのひとつが、鍍金の品質。
リードフレームやコネクタの生産に、鍍金は欠かせません。ところが、海外の鍍金工場で日本と同じ品質を保てるところは多く有りません。
リードフレームやコネクタの生産において、鍍金の品質は非常に重要。例えばLEDの輝度は、形状と鍍金の成分、そして素材の成分によって左右されます。空気中のわずかな成分の違いで、同じ鍍金を使っても輝度や耐久性に違いが出てしまうのです。
また、海外の工場では、一度結果を出した鍍金を同じクオリティで保つという品質管理の徹底がされていないのが普通です。
エノモトは海外生産を視野に入れてから30数年間、現地工場やスタッフとの信頼関係を築いてきました。それは単なる『発注業者と受注業者』という関係ではなく、時にはきびしい要求を突きつけて、ものづくりに対する意識改革にまで踏み込んできました。
その成果として、現地工場の管理面での取り決めを共有するまでに至り、海外生産時の品質管理に自身を持てる体制を整えています。
品質管理水準を日本基準で維持しながら海外での量産化に成功し、30%のコストダウンを達成した事例もあります。
現在エノモト自社工場ではフィリピン、中国ともに鍍金加工が可能です。また鍍金メーカーを限定することなく、対応することも可能です。エノモトの海外ネットワークからお客様の海外工場に納品するご要望も、今後ますます増えてくることが予想される中、お客様のご要望にできる限り応えられる体制作り、それもお客様目線のものづくりの一部であるとエノモトは考えています。